● チョコレートファイター(英題:Chocolate)
監 督 :プラッチャヤー・ピンゲーオ
出 演 :ジージャー・ヤーニン、阿部寛、
ジャンル:アクション
2008年 タイ
注)以下、ネタバレだらけです!
【あらすじ】
現地のマフィアのボスの女・ジンは、抗争している日本のヤクザの幹部・マサシ(阿部寛)の子を身籠り、引退して子供をそだてます。
その娘・ゼン(ジージャー・ヤーニン)は脳の発達障害を持っていましたが、一方でありとあらゆる体術を見ただけで会得する特殊能力を持っていました。
ある日、ジンが倒れてしまい、ゼンは医療費をかせぐために、昔母が金を貸した人達から借金の取り立てを始めます。
しかしそれがマフィアのボスの知るところとなりゼンはマフィアの組織と戦わなければならなくなってしまいます。
【感想】
アクションが凄まじいです!
正直なところストーリーはよくおぼえてません。
主役のジージャー・ヤーニンさんは華奢な体つきでよくこんなアクションを、と思ったら14才でテコンドーのインストラクターになったという筋金入りのプロでした。
ゼンの位置が高い!
ワイヤーアクションではないと思うが!?!
この映画の予告編に「ノー・ワイヤー! ノー・CG! ノー・スタント!」書いてあったそうです。
タイの映画界がそうなのか、この監督さんが過激なのか分かりませんが、こんな撮影をしていたら死人が出てもおかしくないと思っていたらNG集が付いていました。
普通のNG集って、誰かがセリフを間違って周りが吹き出す、みたいなものを想像しますが、このNG集は、本当に当たっちゃって血が出たり上から落ちてきた役者に人が駆け寄ってタンカに乗せて運んで行ったりです。
… あの人は生きてるのだろうか … 。
やっぱり、役者がアクションを“演じる”のとは全然違います。
こんなにアクションにキレのある役者は他にいないでしょうが、タイだけに留まってしまってもったいないです。
阿部寛さん、こんな所にもいる!
関連作品:バブルへGO … 阿部寛 出演
2018.11. ................ 傑作映画館の目次ページへ